白書んクリニック36

〔復習問題35〕

雇用創出の中核的な担い手である中小企業等では採用意欲がありながら人材が確保できない等の雇用管理上の課題を抱えており、人材不足が顕著となっている。この解消のためには、現在就業している従業員の職場定着を高めるなど、雇用管理改善の取組みを通じた、「魅力ある職場づくり」を推進する必要がある。

このため、事業主が就業規則や労働協約の変更による雇用管理制度の導入を通じて従業員の離職率を低下させた場合や、事業主が A 向上に資する人事評価制度を整備して A の向上、賃金アップ及び離職率低下を実現した場合等について雇用関係助成金により支援している。

なお、こうした助成は、2018(平成30)年度から、雇用管理改善に資する助成金を整理統合して、「 B 」として実施している。

 

A ① 定着率 ② キャリア ③ 生産性 ④ 人材育成

B ① 人材確保等支援助成金 ② 働き方改革推進支援助成金 ③ 業務改善助成金 ④ 人材開発支援助成金

 

36.離職者を対象としたハロートレーニング(公的職業訓練)として、①(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構と都道府県の運営する公共職業能力開発施設を実施主体として、主に雇用保険受給者を対象に職業に必要な知識や技能を習得させることによって再就職を容易にするための「公共職業訓練」のほか、②民間教育訓練機関を実施主体として、雇用保険を受給できない求職者の早期就職を支援するため、厚生労働大臣が認定する「求職者支援訓練」を実施している。〔…中略…〕

なお、2016(平成28)年11月に公的職業訓練の愛称・キャッチフレーズを公募により「ハロートレーニング~急がば学べ~」に決定し、2017(平成29)年10月にハロートレーニングのロゴマークを決定した。決定した愛称・キャッチフレーズ等の定着や、制度の異なる活用の促進に取り組むこととしている。(令和3年版厚生労働白書)

前の記事

白書んクリニック35

次の記事

白書んクリニック37