社会保険労務士試験「プチ講座」

 みなさん、こんにちは。本日は、「国民年金法」の試験対策についてお話ししたいと思います。
 「国民年金法」は、前回の「健康保険法」と同様、選択式5点、択一式10点のフル科目です。この科目はしっかり学習することによって高得点を狙える科目になります。
 「年金法は難しい」という声を良く耳にしますが、その理由は「経過措置」が多く存在することによります。ただ、国民年金法の場合、多くの「経過措置」は「老齢基礎年金」に集中していて、他の項目についてはさほどでもありません。
 このことが1つの攻略ポイントになります。すなわち、「老齢基礎年金」については余り深く追求しないことです。本試験での「老齢基礎年金」関連の出題実績は、「択一式」の場合10問中2問程度、「選択式」の場合ここ15年で1回(内容は、老齢基礎年金の繰上げ、繰下げに関する基本事項)です。
 また、「択一式」は近年易化(定番問題が多く出題される)傾向にあり、一部の長文事例問題(問8から問10あたりで最後の最後に疲れさせて、「見直しの時間と体力」を奪う敵の作戦)に惑わされなければ、7~8点は余裕で得点することが出来ます。
 「選択式」対策としては、「年金法の沿革」、「保険料関係の条文」、「最新の数字(保険料額、改定率など)」をマークしておくことが大切です。
 次回は、「厚生年金保険法」の試験対策についてお話ししたいと思います。

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